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どんな道具?
テーブル中央で回転するカンナ刃に材料をあてる事で、木材の表面を削り取る道具です。
日本では、手持ちの電動カンナが一般的ですが、それを逆さまにしてテーブルの上に置いた物とお考えください。
手持ちカンナで平らに削るにはかなりの熟練が必要で、素人には扱いが難しい道具です、しかし卓上手押しカンナ盤はコツさえ覚えれば比較的簡単に扱うことができます。
また、垂直フェンスに押し当てながら材料を送る事で材料の直角出しも容易に出来ます。
但し、高速回転する刃の上を材料を押し進めるため、安全には十分な配慮が必要です。
それでは、安全で便利な活用方法をご紹介しましょう! |

NHK住まい自分流
番組講師: 友野 昌好
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・使い方
扱い方は非常にシンプルで、材料をフロントからリア定盤に向けて滑らせるだけです、すると刃の上を通過した部分が平らに削り取られるのです。(赤色の安全カバーはスプリングの力で閉じているので、材料で押し退けながら進めます。)
フェンスに沿って送ると安定した作業が出来ます。

一皮剥けた木材はとても綺麗になります。

材料表面が平らでない場合、高い部分だけが削られます、これを数回繰り返す事で平らな面ができあがります。(この作業を基準面を作ると言います) |
・構造と削る原理
扱い方は非常に簡単ですが、機械の構造・原理を理解していないと綺麗な平面に仕上げる事はできません。

フロント定盤から入った材料はカンナ刃の高さまで削られ、リア定盤上に送られます。
刃がトップに来た時、刃の先端がリア定盤の高さに合っていないと平面に仕上げる事は出来ません。

刃の高さ調整は、取り付け部のネジを緩める事で調整できます。(機種によってはリア定盤の高さを調整する物も有ります。)
※鼻落ちや平らに削れない原因のほとんどはこの調整で直ります。
また、材料の置き方にも注意が必要です。
反った材料は、凹み側を下にして接地部分から削って行きます。
この場合は、定盤に強く押し付けてはいけません、カンナ刃上で平らでも手を放した時に復元し本来の削りたい部分が削れないからです。 |
・綺麗に仕上げるポイント
原理でご説明した様に、手前に回転する刃に向かって材料を進めるので逆目にならない様に材料の向きにも気をつけましょう。

材料がリア定盤まで進んだら、リア定盤側を下に押さえつける様に注力し材料を進めます。

最後までリア定盤から離れない様に気をつけましょう!材料が長い場合に前下がりになりやすいので特に注意が必要です。 |
・切削深さの調整

切削深さは、フロント定盤をカンナ刃より何ミリ下げるかで決まります。

■調整手順、@ロックノブを緩める A調整目盛を見ながらBフロント定盤昇降ノブを回し調整する @ロックノブを締め付ける

★一度定盤を下げ、上げながら調整すると精度が上がります。
■重要■ 最大切削深さは必ず守りましょう、それを無視すると大変危険です。
(この機械は3mmです。)
刃を長持ちさせる為は、1mm以下での使用がお薦めです。
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・スピードコントロール

スピードコントロール機能が付いている機種は、材料に合わせて回転速度が調整できるので、とても扱いやすくなります。
同じ材料でも、切削量を少なくし回転数を上げる事でより綺麗な仕上がりにする事が出来ます。
●硬い材料や荒削り(切削量が多い)の場合には、回転数を下げます。(トルクは上がります。)
●柔らかい材料や仕上げ削り(切削量が少ない)の場合には回転数を上げます。(トルクは下がります。)
・効果大! お薦めの道具

定盤に材料を密着させて使用する道具なので、定盤と材料の摩擦抵抗は作業効率を下げるばかりか、事故やトラブルの原因にもなります。
その抵抗を軽減するために 私はシリコンスプレーを愛用しています。
名前の通り、 素材表面に耐熱性に優れたシリコーン被膜を形成し、べた付きもないので木工機械には最適です。
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・直角出し

フェンスを直角にセットすることで、材料の直角出しにも簡単に利用できます。
この機能も手押しカンナの魅力です。

2×材は、角が丸く仕上げられている為、板剥ぎや家具作りでは端を直角に落とす必要が有ります。
写真の様に平らな面をフェンスに当てて材料を送るだけで、簡単に直角な木端が完成します。
荒材も基準面を作った上で、上記の作業を繰り返せば精度の高い部材に仕上がります。
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・45度に削る

この機械のフェンスは、定盤に対して45度まで傾ける事ができます。

直角と45度に傾けた位置には、調整ストッパーが付いているので、1回微調整して置けば次回から簡単にセットできます。

このフェンスを利用すれば角材の面取りも非常に簡単にできます、応用で8角形や16角形も可能です。
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・安全に使用するために

■安全な作業スタイル
長髪やダブ付いた服装は巻き込まれる恐れがあり危険です。手袋の使用も避けましょう!

材料を送る際には回転刃に手が近づかない様に気を付けましょう。
特に幅が狭い・厚みが薄い材料を加工する場合はプッシュブロックを使用します。
取扱説明書には、加工できるサイズか記載されているので必ず確認しておきましょう。
安全のため、誰もがスイッチを入れられない様にキーを取り外せる物も有ります。
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・フロントサブテーブルの取り付け
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長い材料を削る場合には、定盤を延長しましょう!
水平に延長したテーブルがあると、長い材料や重い材料でも効率よく作業でき、加工精度も高まります。
リア定盤の延長テーブルは、固定式でも問題有りませんが、フロント定盤に延長する物は定盤の昇降に合わせて調整できる機構にしておきましょう。
写真は、トリトンのマルチスタンドという商品を使っています。
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