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どんな道具?
名前の通り自動で材料を引き込み、カンナがけしてくれる、とても便利な道具です。
削り量の調整は、削った後の材料厚でセットできるので、家具の部材作りには大変重宝します。
特に板剥ぎなどの、板厚を揃える作業には必需品です。
但し、送りローラーで材料を押さえ付けながら削る為、基準面(テーブル接地面)が平らでないと削った面も平らにはなりません。その為、歪んだ材料を平らにするには、予め手押しカンナで基準面を作る必要が有ります、手押しカンナとセットで揃える事をオススメします。
使い方は非常に簡単ですが、原理や調整方法を理解していると、より効率良く、綺麗に仕上げることができるので、詳しくご紹介しましょう! |

NHK住まい自分流
番組講師: 友野 昌好
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・使い方
使い方は非常に簡単です。

まず、カッターヘッドを削る高さにセットします。電源スイッチを入れ、回転が安定したらフロントテーブルから材料を挿入します、後はローラーが材料を引き込み自動的にカンナがけが行われます。

リアテーブルに出て来た材料は一皮剥けてとても綺麗になっています。
しかし、効率良く精度の高い加工をする為には、いくつかのポイントがあるので先にご説明します。
・自動カンナを上手に使うポイント
1,基準面の平らな材料を使用する
2,機械の能力に適した削り量で使用する。
3,全てのテーブル表面が平らになる様に調整する。
4,テーブル表面の抵抗を極力減らす。 |
・構造と削る原理
下のイラストは、自動カンナを真横から見た図で、右側がフロントテーブルになります。
フロントテーブルから入った材料は、ローラーの力でリア側に送られます、ローラーはスプリングの力で下方向に押されているので材料はテーブルと平行・均一に削られます。(ローラーは、材料の厚みに応じて上下しますが、カンナ刃の高さは変わりません。)

その為、フロント・メイン・リアのテーブルが同じレベルになっている事が非常に重要です。レベルが合っていなかったり、木材の重量で下がってしまう場合には、削り始めと終わりがえぐれる(鼻落ち)などの原因となります。
もちろん、テーブルに接する面(基準面)に反りや歪みが有ると均一に仕上げる事は困難です。
基準面は、手押しカンナ盤で作りましょう。
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・テーブルの調整
自動カンナを使用する上で一番重要なのは、テーブルのコンディションです。綺麗に削れない、スムースに動かないなど、原因のほとんどがテーブルの問題です。

テーブルが平らになっているか、カッターヘッドを上げた状態で、長い定規をテーブルに当て数カ所確認します。

レベルが違う場合には、矢印のロックナットを緩め、ボルト高を調整します。
調整後、フロント&リアテーブルに荷重をかけてみて下がらないか確認しましょう。
テーブルが下がる場合には、テーブルの下にサポート台を付けるなど対策を取りましょう。 |
・削れる状態にセットする
カッターヘッドを上下させる事で表面を削れる高さにセットします。

カッターヘッド(青)を上下させるには、ロックハンドル(黄)を解除状態で昇降ハンドル(赤)を回します。

削り量の調整は、刃の高さを材料よりどれだけ下げるかで決まります。
この機械の場合、材料の先端をインジゲーターの下に差し込んで、カッターヘッドを下げてくると、カンナ刃の高さが板厚に一致した時点でインジゲーターが跳ね上がります。そこからどれだけ下げるかで削り量が決まります。 |
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・削り量の調整
削り量はメモリを見ながら調整する事が出来ますが、目盛だけに頼らず、昇降ハンドル一回転で何ミリ上下するかを把握しておくと調整がスムースに出来ます。(この機械は約1.6mm)

微調整機能があると、昇降ハンドルでは調整しにくいコンマ数ミリの調整が出来ます。(この機種は1メモリ約0.2mm)

ロックハンドルを締めて加工すると切削中にカッターヘッドが動かず、より綺麗な加工が出来ます。 |
・スピードコントロール

スピード切り替えができるタイプも有ります。通常は低速で使用し、仕上げの時には高速を選ぶと良いでしょう。 この機種は、モーターが空転している状態で切り替えを行います。
また、仕上げはなるべく薄く削ることがポイントです。

繰り返し削る場合は、刃の摩耗を一定にする為、差し込む位置をずらしましょう。

細い材料は並べて加工することができます、厚さも揃えやすいのでとても便利です。 |
・便利な加工方法

薄い材料を削る場合には、平らな木材に重ねて送り込むと安定した加工ができます。 但し短い材料は機械に巻き込まれるので絶対に加工してはいけません。取扱説明書に記載されているサイズを確認の上ご使用下さい。

長い材料を繰り返し削る場合には、フロント側とリア側に1人づつ立ち、自動カンナ上部の材料サポートローラーで滑らせると効率良く作業ができます。

自動カンナは大量の削りカスを出します、パワーの有る集塵機に接続するのがベストですが、ない場合には集塵ホース(なるべく短く)の先端を大きなゴミ箱などに入れておきましょう。
★自動カンナの削りカスは大きいので、パワーの小さい集塵機では、すぐにホースを詰まらせてしまいます。 |
・調整とメンテナンス

本作業前には、実際に削った材料の厚さを測り、削り高さを調整するための目盛りと、誤差がないかを確認しましょう。
誤差の調整方法は、機械により違うので取扱説明書をご確認ください。

また、いくら機械を精度良く調整しても、削りカスの上に材料を載せて送ってはいけません。小さいハケなどを用意して、毎回綺麗なテーブルで作業しましょう。

テーブルの滑りが悪いと、仕上がりが荒れるばかりか、材料が送れず途中でストップしてしまう原因になります。テーブル面の掃除とシリコンスプレーの吹き付けがとても重要です。
もし材料が途中で止まった場合には、スイッチを切りカッターヘッドを上げてから取り除きます。 |
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・消耗部品は定期点検
自動カンナは、工房でも連続使用時間の長い道具です、それ故に消耗部品にも十分な配慮が必要です。特に自動カンナの刃は傷みが早いので、欠けたり、切れなくなったら早めに研ぐか、交換しましょう。
また、もう一つの消耗部品、カーボンブラシ(写真)も定期的に点検し、残りが少なくなったら交換します。(交換時期は取扱説明書に記載されています。)
とにもかくにも、機械を長持ちさせるにはメンテナンスが重要です。 |
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